アパレル事業者・EC事業者が知っておくべき「流通」の重要性と課題とは?
ワザモノ編集部
ECサイト運営者やアパレル事業者にとって、消費者のもとに無事商品を届けることはビジネス成立までの過程で最も重要なポイントの一つといえますが、コストや品質管理、また時代の変化に伴う顧客のニーズへの対応といったさまざまな面において、課題を抱えざるケースも少なくありません。
これらの課題を解決するには、まず「流通とは何か」を今一度正しく理解し、世の中のニーズに沿った無駄のない物流システムを構築していく必要があります。
ここでは「流通」についての基礎知識と、多くのEC・アパレル事業者が抱える課題の解決法をご紹介します。
「流通」は「商流」と「物流」で成り立っている
そもそも流通とは
流通とは、商品が流れて動き回るその一連の流れを指します。
たとえばアパレル事業者であれば、
- 商品の素材を生み出す
- 実際に販売する商品を生み出す
- 商品が市場に出回る
- 消費者の手に渡る
この生産から消費者の手に渡るまでの一連の流れが「流通」ということになります。
「流通とは何か」を理解するために欠かせない「物流」と「商流」
上記で説明した流通は、「商流」と「物流」とで成り立っています。
・物流とは
物流とは、生産商品(物)を、商品を必要とする場所へ運ぶ「流れ」を指します。
- 生産物のピッキングや梱包作業
- 商品を保管するために倉庫に運ぶ
- 完成した商品を販売店に運ぶ
- 商品を発注者(顧客)のもとに運ぶ
このように、「物流」の形態は様々であり、経路も多岐にわたります。
・商流とは
物流が物を運ぶことに対し、商流は顧客との取引において金銭や権利、情報を受け渡すといった流れを指します
受注業務・決済・出荷データの送信などがそれに当たります。
アパレル事業者やECサイト事業者が抱える「流通」における課題
「商流」と「物流」2つの流れが存在する理由
「流通」は「商流」と「物流」から成り立っている旨をお伝えしましたが、これらの流れが生まれた理由として、消費者と販売事業者との間に生じるギャップを埋めるための措置になり得るといった点が挙げられます。
具体的に、どのような「ギャップ」に対し、「商流」「物流」が必要不可欠となるのかご紹介したいと思います。
商品そのものへの認識のギャップ
生産者(販売事業者)-消費者間のギャップには、両者の間にある情報認識の隔たりが挙げられます。
たとえば、生産者(販売事業者)は生産した商品の情報、つまり素材や特徴などを把握していますが、消費者はその商品がどのようなものであるか詳しいことを把握していないケースも存在します。
そこで、広告や宣伝といった情報の発信(商流)をすることで、生産者(販売事業者)と消費者との間にできた情報の隔たりを解消することができるのです。
消費者に商品が届く前の決済、たとえばクレジットカード決済や、コンビニ後払い決済なども同様に、所有権のギャップを解消し得る商流のひとつです。
物理的ギャップ
「物理的ギャップ」とは、たとえば、北海道で生産された商品を東京まで運ぶとした場合、約1,200キロもの距離があります。
そこで、配送業者が「物流」の役割を担うことで、遠くにいる消費者に商品を届けることができ、さまざまな「場所」と「場所」を結ぶことが可能となるのです。
なお、ここでは「生産者(販売事業者)-消費者間」だけでなく、「原料の生産者-販売事業者」間における物理的ギャップも同様のことが言えます。
時間的ギャップ
時間的ギャップとは、たとえば、完成した商品を、特定の日時に納品して欲しいと依頼があった場合、その日時まで商品を保管することができなければ対応が難しいケースがあります。そこで、物流における「倉庫での保管」システムを利用することによって、この時間的ギャップを埋めることができます。
このように、「物流」「商流」の仕組みは、生産者-販売事業者もしくは販売事業者-消費者間に生まれるギャップを埋め、流通というシステムの中で欠かせない役割を担っているのです。
流通システムを自社で仕組み化することの難しさ
商品の製造から消費者の元へ届くまでの一連の流れは、健全な流通活動が行われて初めて成り立つものといえます。
これはもちろん、国内だけでなく海外の製品や素材を仕入れる際も同様です。
しかし、この「商流」と「物流」をしっかり成り立たせ、スムーズな流通を実現するには、以下のような課題が挙げられます。
- 納期のコントロールがうまくいかない
- 管理が属人的になり人件費が嵩む
- 高い品質を保つための場所確保が困難、維持費が高い
ECサイト運営者やアパレル事業者にとって、物流の確立はビジネスを成功させるための重要視すべきポイントのひとつです。
また、スタートアップ企業やヒューマンリソースを潤沢に確保できない事業者の場合、これらを仕組み化することは大きな労力と時間を要し、容易に実現させることが難しい現状もあります。
そのような課題を抱えている場合は、物流をアウトソーシングするという方法を検討してみるのも良いかもしれません。
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得られるメリットは大きく3つ。
メリット1:自社の商品を高品質に保てる
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メリット2:あらゆる管理が低コストで実現可能
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メリット3:自社の生産性を大幅に上げることが可能
流通システムを仕組み化するまでには、多くの知識、ノウハウ、時間を要します。煩雑になりがちなあらゆる管理もニューウェイにお任せいただければ、自社でしかできない業務の生産性を上げることも可能となります。
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