コスト削減・生産性アップのために!物流倉庫の基本知識と活用のメリット

ワザモノ編集部

多くの企業にとって、自社製品を保管しておくための倉庫は、必要不可欠な存在です。倉庫は大きく「自社倉庫」と「物流倉庫」の2つに分けられます。ただし、自社倉庫は保持するだけでコストがかかっていくため、自社のサービスや効率的な物流を行うため、物流倉庫を利用したいと考える方も多いのではないでしょうか。今回は、物流倉庫の仕組みや、レンタル倉庫と異なる点、物流倉庫を活用際のメリット等について、詳しく解説を行っていきます。

 

利用する前に知っておくべき物流倉庫のサービス

物流倉庫の7つのサービス

物流倉庫とは、商品を預かるだけではなく、物流における下記の7つのサービスも併せて提供されています。

 

  • 入庫
  • 棚入れ
  • 保管
  • 出庫準備
  • 流通加工
  • 検品
  • 出庫

 

また、物流倉庫は保安や管理もになっているため、倉庫設備全体において品質保持ができる設備を兼ね備えた倉庫となっています。

 

上記は物流倉庫の一般的な提供サービスであり、物流倉庫、それらを運営する企業によってサービスの内容は異なります。事前に具体的なサービス内容を把握し、自社の物流に適したサービスであるのか確認しておくことが大切です。

 

なお、物流倉庫には一般的な用途で用いる普通倉庫のほか、下記のような一部商品に特化した倉庫もあります。

 

  • 貯蔵槽倉庫…バラ状のものや液状のものを保管できる
  • 危険品倉庫…消防法で危険物に指定されている物品にも対応可能

 

レンタル倉庫と物流倉庫の違い

物流倉庫と似たものとしてレンタル倉庫がありますが、レンタル倉庫は物流倉庫が登場する前から提供されているサービスです。物流倉庫は物流に関するサービスまで提供する一方、レンタル倉庫では入出庫や倉庫全体の管理のみ行われています。そのため、棚入れや検品などの工程は自社で行う必要があります。

 

物流倉庫活用で得られる3つのメリット

コスト削減

物流倉庫の最大のメリットとして挙げられるのが、コストの削減です。自社で倉庫を用意するとなれば、倉庫を準備するだけでかなりのコストがかかります。また、在庫管理やピッキングをするための人件費なども考えなければなりません。

 

その一方で、物流倉庫を活用すれば、倉庫管理の仕事を専門とするサービス業者に一元化することができるため、無駄なコストを削減することができます。もちろん、そのサービスに対するコストはかかりますが、自社で倉庫を管理する場合と比較をしても、かかる費用は格段に安くなるかつ、人員確保や作業工数が抑えられるのでコスト以上のメリットも得られます。

 

業務の合理化・効率化

物流倉庫を活用することで業務の効率化が可能になります。物流業務は倉庫内の整理を行ったり、新たな倉庫を準備する必要があったり、入出庫の管理、ピッキングなど幅広い業務を行う必要がります。こうした業務が増えてくれば、本来の業務へも影響しかねません。物流倉庫を活用することで、物流業務を専門とするプロが作業を行ってくれるため効率的のよい業務を築き上げてくれるかつ、自社では本来の業務や新たな商品開発などに時間をかけることができるでしょう。

 

生産性のアップ

発注から発送までをスムーズに行えるという点も物流倉庫を活用するメリットとして見逃せません。倉庫管理が十分に行き届かなければ、商品の出荷スピードが落ちたり、商品の破損に気がつかないことも考えられます。プロへ委託することで、効率の良い人員配置、整った庫内環境の中で作業が進められるため、自然と生産性もアップします。つまり、売上アップにも繋げられるというわけです。

 

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商品というものは、単純に良いモノを生産してそれを売るだけではなく、自社の業績を挙げていくためには、物流に必要なコストと手間をいかに効率的に省くことができるかも重要になります。

 

物流倉庫を上手に活用できれば、時間や手間を省くことができるだけでなく、発注から発送までの簡素化することで、エンドユーザーの満足度アップに結びつく可能性があります。こうしたメリットを総合的に考えて、自社の生産性向上のためにも、物流倉庫の活用を検討してみるのも良いでしょう。

 

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