自社物流を最適に築き上げるために知っておくべき物流センターの種類と機能

ワザモノ編集部

現代では、小売店の増加やECサイトの発達などで、ますます物流が重要になってきています。それに伴い、物流の形態はより複雑になり、さまざまな形態を持つようになってきていると言って良いでしょう。

 

この記事では、物流の中核を担う拠点である、物流センターの機能やその種類などについて解説しています。

 

物流センターの役割

物流センターはかつては「物流倉庫」という呼び方が一般的でした。しかし、様々な形態の物流システムが現れてきたことによって、現在では「物流センター」と呼ばれることが多くなってきています。

 

物流センターとは、その言葉通り「モノの流れ」を管理する場所であり、商品の保管や検品、受発注の作業などをまとめて行っています。

 

商品の保管のみに特化した倉庫もありますが、現在では値札付けや検品、受発注も同時に行うなど、多目的の機能を持った物流センターが主流になってきています。

 

また、一社のみの商品を保管しておく物流センターもあるのですが、複数社の商品を保管しておく物流センターもあります。主にBtoCの業務を担う物流センターは、後者であるところが多いと考えて良いでしょう。

 

物流センターと物流倉庫との違い

先の項目でも述べたように、かつては物流センター自体を「物流倉庫」と呼んでいました。しかし、現在では主にモノの保管や入出荷に特化した場所を「物流倉庫」と呼んでいます。

 

これに対して、物流センターには検品や値札付けなどを行う専用のスペースが設けられていたり、受発注を行うオフィスなどが併設されている場合が多いです。

 

食品や医薬品、家電製品などを取り扱う物流センターには、専用のクリーンルームなどが設置されている場合もあります。このように、物流センターというのは、単なるモノの保管場所ではなく、商品の流れをコントロールする専門的な部署であると言うことが出来るわけです。

 

物流センターの種類とそれぞれの違い

現在では、「モノ」の流れが複雑になってきていると述べましたが、それによって物流センターにも複数の種類が現れるようになりました。それぞれの物流センターは、主に次のような3種類に分かれます。

 

ディストリビューションセンター(DC:Distribution Center)

ディストリビューションセンターを日本語に訳すと「在庫型物流センター」と言います。

ディストリビューションセンターは物流センターのなかでも最も基本的な形態であり、商品の入荷と出荷を主に担当しています。かつて物流倉庫と呼ばれていたものに近いのがディストリビューションセンターであると言って良いでしょう。

ディストリビューションセンターでは、商品の管理を適切に行うため、温度管理や湿度管理などが行われていることもあります。こうした倉庫は単なる「物流倉庫」ではなく、「定温倉庫」と呼ばれています。

 

プロセスディストリビューションセンター(PDC:Process Distribution Center)

プロセスディストリビューションセンターは、日本語に訳すと「流通加工・在庫型センター」となります。

ディストリビューションセンターのようなモノの保管や入出荷を行うことに加えて、商品の検品をしたり、一部商品の加工などを行うこともあります。

スーパーマーケットやコンビニエンスストア、家電量販店などでは、こうしたプロセスディストリビューションセンター形態の物流センターを利用していることが多くなっています。

商品の安全性や衛生面なども考慮して作業が行われるため、一般的にプロセスディストリビューションセンターはディストリビューションセンターよりも規模が大きいです。

 

トランスファーセンター(TC:Transfer Center)

日本語では「通過型センター」と言います。ディストリビューションセンターやプロセスディストリビューションセンターと比べると、その機能は限定的で非常にシンプルです。

トランスファーセンターでは商品自体を保管することはなく、その仕分けと出荷をすることが主な業務となっています。

主に、チェーン展開をしている小売店などが利用していることが多く、まず地域ごとにまとめて運ばれてきた荷物をこのトランスファーセンターで下ろし、そこからさらに個別の出荷先へと振り分けています。

 

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上記のように、単に「物流センター」と言ってもさまざまな種類があります。

 

ニューウェイではISO9001とQTEC認証検品工場制度を取得を取得しており、商品を保管するだけではありません。検品や値札作成、ケアラベル作成、受注や入出荷までをトータルにプロデュースしています。すなわち、プロセスディストリビューションセンターに近い形態でモノの流れをコントロールしていることが大きな特徴となっています。

 

そのため、お客様においては自社製品の生産や出荷のみに注力して仕事を行うことが可能になります。また、自社ロジスティックと弊社ロジスティックのシステムを組み合わせた形態で、入出荷業務を行うことも可能です。

 

BtoBだけでなく、BtoCにも幅広く対応しているのが、ニューウェイの強みです。長年培ってきた物流のノウハウを駆使して全面的にお客様企業の物流をサポートしてまいります。

 

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