今すぐ見直したい!物流コストを削減する3つのポイント!
ワザモノ編集部
ECサイト市場が拡大する一方で、その市場ニーズに合わせた物流システムを構築できるかどうかはEC事業成功のための重要なポイントです。良いシステムを構築できていても、コストを課題としている事業者は多いものです。そこで今回は、物流コストの削減にあたり知っておかなければならない2つのコストと、コスト削減方法についてご紹介します。
物流コストは大きく2つに分けて考える
物流にかかわるコストの削減をするにあたり、商品の質を落とすことなくコスト削減を実現できるかが大きなポイントだといえるのではないでしょうか。
そこでまず押さえておかなければならないコストが、「支払い物流コスト」と「社内物流コスト」の2つです。
支払い物流コスト
支払い物流コストとは、社外に支払う費用のことを指しています。たとえば、輸送や流通加工など社外で業務を行っている場合は、それらすべての費用が支払い物流コストとなります。
また、社外への業務委託のほか、倉庫を借りたり、トラック輸送を委託している場合の費用も含まれます。
社内物流コスト
社外に支払うコストである支払い物流コストとは逆に、社内で発生する費用を「社内物流コスト」と言います。たとえば、社内で輸送手段となるトラックなどを保持している場合、トラックの維持費や輸送費、自社倉庫があれば倉庫にかかる維持費や保管費などがこれにあたります。
また、物流業務を行うためのシステムを導入や業務環境改善にかかる費用も社内物流コストに含まれます。
物流コスト削減のポイントは3つ!
ポイント1「作業の効率化から人件費削減へ」
物流にはさまざまなコストがかかりますが、その中でも大きく占めるのが人件費ではないでしょうか。人件費を削減するためには、作業の効率化が大きなカギを握っています。
たとえば、商品の発送に向けて梱包をする際に、納品書が作業者の手元にあるうえで作業を進める場合と、商品を確認後に納品書を準備しなければならない場合とでは効率に差があります。その積み重ねが従業員の労働時間短縮に繋がり、結果的に人件費削減に繋がります。
ほかにも、トラックへの積み下ろしを人の手から機械へ変更してみたり、バーコード管理導入で手作業での入力や確認作業を減らすことも作業効率化へのポイントとなるでしょう。
ポイント2「効率よい倉庫運用で保管費削減へ」
商品の在庫管理もコスト削減を考える際に重要視すべきポイントです。常に状況を見極めながら最適な業務環境を整えることができれば、無駄なコストをかけずに倉庫運用が可能となります。
倉庫内に保管されている在庫が多すぎないか、デッドスペースになっているところはないか、さらには自社の物流にあった倉庫の大きさであるのかなど見直しをおこなうことで、より良い倉庫運用を築き上げることができます。
ポイント3「自社にあったシステム導入で情報処理費削減へ」
現在さまざまな場面で活用が広がるAIや、管理システムなどで、受注予測をして仕入れ管理や在庫管理を行うことができれば、効率よく商品管理が行えます。商品管理の効率化を図ることができれば、人員削減、最適な人員配置などの人件費や、無駄な在庫を削減できるなどコスト削減が期待できます。
また、システム導入はコスト削減のほか、入力ミスなどのヒューマンエラーを防ぐことができることもメリットとして挙げられます。
物流業務をアウトソーシングする事がコスト削減へと繋がる
前項でご紹介したポイントを見直すことでコスト削減へと導くことはできますが、すべての作業を細かく洗い出しシステムの見直しをしたり、システムを開発するにあたっても開発費用がかかるなど簡単に行えるものではありません。
そこで、専門的なノウハウを持った会社へ物流機能の一部や物流部門をアウトソーシングすることも選択肢の一つです。
プロの目線から適切な人員配置、最適なシステムの導入など、自社に合った最適な物流環境構築からコスト削減のアイディアを提案してもらうことができるでしょう。
また、EC市場は年々拡大傾向を続けており、常にニーズに合った物流環境を整えることが重要です。例えばシーズンギフト商品を扱う時期には、通常の数倍の物量を扱うことが考えられますが、そのたびに物流環境の再構築を行っていては、コストは膨大なものとなります。
より効果的なコスト削減を目指したいのであれば、一括してアウトソーシングすることがおすすめです。
このように、アウトソーシングすることは、コスト削減はもちろん、短期間で自社物流の運営改善が可能となります。
自社の物流を一新!物流コストの削減や見直しはニューウェイへ!
物流コストを削減するといっても、現在の自社物流のすべてを洗い出し、各工程を一から見直していく必要があり、時間とコストばかりがかかっては本末転倒です。
コスト削減はできるだけ早くに改善したいポイントでもありますので、もしコストでお悩みを抱えているのであれば、物流のプロ・ニューウェイへご相談ください!
販売事業者の視点に立って、売り手のニーズとエンドユーザーのニーズに沿った管理や改善案の提案などあらゆる観点から事業をサポートしています。
まずはお気軽に、弊社までお問い合わせください!
関連記事
-
棚卸しとは?目的と必要性について徹底解説
-
首都圏を中心に拡大する「マルチテナント型物流施設」構想とは?
-
物流担当者が理解しておくべき実在庫と理論在庫とは?違いや差異を起こさないための3つのこと
-
雑貨商品を取り扱う物流事業担当者必見!商品の特徴からみえる物流代行を依頼する際のポイント
-
化粧品の物流委託は慎重に!化粧品の物流委託をする2つのメリットと注意点
-
EC事業者のみなさまへ…自社に最適な物流システム構築で実現できること
-
自社の経営課題と向き合い業績アップ!物流におけるKPI実践と設定プロセス
-
今さら聞けないサプライチェーンマネジメント(SCM)の仕組みと成功のカギとは
-
マネジメントサイクルを回して物流クオリティに磨きをかける!物流のいまとPDCA・KPIの重要性